宿命の奇―destiny―
奏譜の家に向かった。

奏譜の家は、お金持ち。だから東京ドームぐらいの家。

僕は、奏譜の部屋に向かうためにエレベーターに乗った。

監視カメラ付きすぎ・・・。戯言だけど。

扉の前に僕は立っていた。

「奏譜?僕だけど。」

そういうと僕は、扉から二歩下がった。

バンッ!

「せーちゃん!!」奏譜は抱きついてきた。

これでも奏譜は男。

「ふにゃ。久しぶりなのだ!」ぎゅーっと力を込めてきた。

「そうだったね。話もしたいし。部屋に入れてくれないかな?」

「そうだね。懐かしかったから。」

「お邪魔します。」奏譜は、離れようとはせず僕の横にくっついていた。

「で、話は何かな?せーちゃん♪」イスに腰掛けて聞いてきた。

「早衣の祀り島って知ってるか?」

「うん。知ってるよ。」

「その・・・「行くよ!!」

「えっ!てか何も言ってないぞ!!」

「せーちゃん?ボクがせーちゃんのこと知らないわけないじゃん。」

「確かに。」

「てわけで行くから。」

「はいはい。じゃあ今から学校へ行かなきゃならないから。」

「うん。ボクも午後から行くけど。」

「どうせ授業でないんだろ?」

「バレたかぁ~♪」

「それじゃ。また明日。」俺は、奏譜の家を後にした。
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