宿命の奇―destiny―
次の日・・・・

ここは、早衣の船【FOREVER】が置いてある港。

「お~い!こっち~~!!」手を大きく振って叫んでいる冬真。

うるさいよ。

僕と小闇ちゃんは、車で来た。奏譜は、先に船に乗り込んでいた。

『そろそろ出発します。』アナウンスが鳴った。

「じゃあ乗るか!」先頭を切って冬真が乗り込んだ。

それに続いて乗り込んでいった。

「部屋に案内します。冬間ご一行様。」この船は早衣家のもので、案内役はこの船の船長 藍直々だった。

見た目は、幼く金髪の子だった。

船の一室に案内された。

「ここをお使いください。」案内されたのは、豪華な部屋だった。

「それでは、何かありましたらお呼びください。」そう言うと藍は出ていった。

それぞれ荷物を置いた。

「まぁ。自己紹介しとかないとな。」僕は言った。

「じゃあ!俺から!!」冬真が手を挙げた。

「おれは、冬間冬真でっす!!コイツの親友~!」僕の肩に手をかけた。

僕は、その手を振り払った。

「次は私です。」小闇ちゃんが言った。

「私は、船沢小闇です♪せーちゃんの住んでいるマンションの住人です。」

「次は、奏譜だぞ?」僕が言った。

奏譜は、僕だけの時には、甘えるけど人と接することは嫌いらしい。

「玖珠崎 奏譜。」とだけぶっきらぼうに答えた。

「まぁそんなわけで自己紹介終わり。風に当たってくる。」
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