恋する気持ち


「ごめん…送ってく」


「いい…です」


「でも、こんな時間…」


「いいって言ってるじゃない!もう好きじゃないなら優しくしないでっ!」


私は家の方向に走り出した


だけど腕をパシッと掴まれた


「心春…」


私はもう感情のコントロールができなかった


怒りたいのか、冷静になりたいのか


「っ…ひっく、ごめんね…最後くらいちゃんとしなくちゃいけないのに…怒鳴っちゃって」


誠二さんの目は見れなかった


「今までありがと…さよならっ」


私は今度こそ思いっきり走った


誠二さんは追いかけて来なかった

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