男子♂恐怖症系女子♀
「うっ……」
私は頭を抱えた。
(嫌な思い出思い出しちゃった…)
「はぁ…」
再びため息をついて私は家に帰った。
「ただいま~」
「あら、おかえり日真留」
お母さんが笑顔で私を出迎えた。
「どうしたのお母さん。今日機嫌がいいね」
「ふふ、日真留もとうとう明日から二年生だなぁ~と思って」
「ん?……あ、そういえばそうだね」
明日から二年生か…。
嫌な予感しかしないなぁ。
私はそう重いながらも自分の部屋に向かった。