[中]cherish!!
ガラッ
少し強く開けた扉の音で皆ウチの方を見る。
別に良いじゃん。
このドア開きにくい だしさ。
『さあ、早く座って。貴方の出席番号は38番ね。』
『はぁい。』
眠たそうな声で返事をしてから、ドアを閉める。
えぇーっと、ウチの席はと…。
『ここだよ。俺の隣。』
そう言いながらウチの席を指差している男子。
『ありがと。えーっと??名前は…。』
『俺??俺は神楽悠輝【かぐらゆうき】。よろしくな。』
これが彼との出会い。
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