[中]cherish!!


つか、メールしてくれればいいのに。


――――プルルップルルップルルッガチャ


『はい?』

「もしもし。理恵です。電話しましたよね?」

『ああ、理恵さん、何回も電話したのに電話に出ないから心配したよ!』


いや、逆に怖かったっす。

「それで、どうしたんですか?」

『今度の柔道の試合なんだけど、この試合に勝ったら九州大会だから頑張ってね!!』

「はぁ…。」

『それじゃ、トーナメント表はFAXしておくから。じゃあね。』

「はい。さよなら。」


たいした用事じゃないじゃんか!(怒)


っと、もう12時だ。


私は机の近くにある電話で内線ボタンを押し、迎えに来るように言った。







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