高校球児に女子大生が恋をした。



「あっ、ごめんなさいっ。」




手すりに掴んでいた手が
彼女に当たってしまった。




すると彼女はすぐに謝ってきた。






一瞬だけ彼女の視界に俺が入った。






その透き通った目に、俺は
吸い込まれていった。






「翼、一生のお願い。
 声かけてみてくれ。」






「俺?
 あとでおごれよな。」 







「頼む。あの子がいいけ。」






俺は一人の女の子を指さした。







翼は小さく了解といった。



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