高校球児に女子大生が恋をした。
「すみません、止めてしまって。」
「あっ、全然大丈夫だよ!」
私に声をかけてきたのは、
さっきの男の子ではなく
すっと背の高い男の子だった。
みんな坊主というのだろうか
スポーツ刈りになっているので
野球部であろうか?
私はそんなことを考えていた。
「ねーね、私たち何歳に見える?」
冴が近くにいた男の子に
聞いていた。
「高校二年生ですか?」
「え?!そんな若く見えるん?」
「いや、高校二年生とかに見えるの
冴だけだから。」
ありさの冷静なツッコミが
はしった。
「え?ほんとはいくつなんですか?
高校一年?あっ、大学生?!」