高校球児に女子大生が恋をした。
私は話をそらすように
サークル仲間の和也から離れようとした。
「なに、美羽、恋愛でもしたの?」
「ちっ…!
ちがうよ、そんなんじゃない!」
すると和也は、にこっと笑って
私に近づいた。
「なんか困ったことできたなら
ちゃんと言えよな?」
和也は私の頭をぽんぽんと
二回優しく叩きまたグラウンドへと戻っていった。
「和也ってさ、美羽のこと絶対好きだよね。」
「え?!あーちゃん、それはないって。」