高校球児に女子大生が恋をした。
私の頬からすっと涙がこぼれ落ちた。
そばにいきたい。
そばにいたい。
ぎゅっとしてほしい。
好きっていってほしい。
愛してるっていってほしい。
私が翔を支えてあげたい。
翔の一番になりたい。
『不安になることもあるし
二つも年上なのにきっと私の方が
子供っぽくって、
嫉妬したりもしちゃうかも
しれない…
でも、どんなに会えなくても、
会えなくても、
翔の一番になりたい。
翔の彼女になりたい。
だから、
これからよろしくお願いします。』
そう送信すると、
翔からの着信。
最寄り駅ではなかったが、
私は電車を降り、
電話に出た。