高校球児に女子大生が恋をした。
「翔?」
『あー、やっぱ泣いとる、
泣くなってゆーたろ?』
「ごめんごめん、
ついつい…なんか。」
『遠くても、年が離れてても、
好きってことにはかわりないんよ
寂しい思いさせることが
多いと思う。
ごめん。』
「ううん、そばにいられなくても、
何度喧嘩しても、
私は翔のことが好きだよ。
甲子園に行けるように、
私が一番に支えたい、」
『ほんまに?ありがとうな。
俺頑張るわ。
大学決まったら美羽に
会いに行くわ。
だからそれまで
待っとけよ。』