高校球児に女子大生が恋をした。
甲子園は簡単なことじゃない。
そんなこと私も分かってた。
でも夢を追いかけてほしかった。
だから寂しいとは私から絶対に口にしない。
「今日の朝一でね、高校の友達と日の出みてくるの!
だから写真送ってあげるね!
めーっちゃ綺麗なんだよ?」
『美羽の高校の目の前の海から見るっていってたやつ?』
「うんうん、それ!
すっごく綺麗だから送ってあげるね!」
「じゃあ、俺もこれから中学のやつらと初詣行ってくるわ。
また連絡してな?」
私たちは電話を切ると
お互いの友達と楽しむことになった。