蕾 〜A bud of fate〜


「はい授業始めるぞ……って、おい!!」

先生が吠えた…うるさい…
うるさいうるさいうるさい!



「早く席に着け。最牙っ。お前の事だ!なんでチャイム鳴ったのに席に着かないんだ!」


ぐだぐだ…
てか言い訳どうしようか。
バイト同様に腹痛って言おうか。
なんとかなるだろ。




「はいはぁい…わかったからぁ。すぐ座るってぇ」

適当に返事して、猫己は反抗気味に席に着いた。

反抗期なの?
あ、猫やから発情k……すみません、自重します。



教室に沈黙が訪れた。


「ったく……はい。それではぁ、昨日の課題を…」

「すいませぇん。」


俺の発言で先生の言葉を遮る。
先手必勝。
ふっ…もう俺の勝ちだ!



「なぁ、課題忘れたんだけどぉー。」

単刀直入に言ってみた。
だって…腹痛で出来ませんでしたって…馬鹿な花朔でも騙されないよ?





「なにぃ?またか?お前何回忘れたら気が済む?前も教科書を…」
「もうそんなぐだぐだいいから。さっさ授業始めたら?」





猫己以上に反抗してやった。

もう苛々するので反抗しました。
あはは。


あれ?
みんなハラハラしてる。


ちなみに猫己はア然。





まぁ普段、俺真面目な紳士だからな☆キラリーン
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