蕾 〜A bud of fate〜


やってられなくなったので
俺は教室に帰ろうと立ち上がった。


すると

「映画作るのっていくらぐらい金必要なのかな?」

っと花朔がほざきだした。
なに?
妄想が実現までいくの?


「知るか。俺教室戻るから。」

と言い残して校内に戻る為屋上のドアに手をかけた時、

「夜運、さっき行かないととか言わなかった?」


なんだよ…めんどいから話しかけるなよ…

と思ったが
紳士なので返事しましたよ。

「あぁ。言ったが。」


「携帯の時間見て見なさい夜運君。」


携帯…?


13:40

と表記されてるけど…


「時間が何だよ?」

と聞いてみると
花朔かクスクスと笑いだし
「数学の先生に昼休み呼びだされてたじゃーん。夜運は本当に馬鹿だなー。バーカバーカ夜運君バーカ」











近くにあったゴミ箱を逆さまに持ち花朔君の頭にダストシュートしてあげました。


いやぁ、いい仕事したな、俺。

ゴミ箱を被った花朔はじっとしてる…死んだのかな…ま、いいや。


「あ、職員室行こ!」


花朔を放置し
階段をかけおりたんだが…

なんか…


途中ぐらいからかな?

後ろで悲鳴?みたいなのが聞こえてきだしました。

なにかと思い、


俺は後ろを振り向いたんだが…


そこには信じられない光景が広がっていた…。
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