蕾 〜A bud of fate〜
なんだ…今の…
考えると、考えるほど気持ち悪くなり、自然に早歩きになっていた。
コンビニでカルピスとお茶、おにぎりを二個カゴに入れ会計を早々と済まし、家に速攻で帰った…怖いもん。
こ…ここ…俺の家だよな…
「なんで…お前がここに居るんだ…花朔…」
花朔がリビングでテレビ見てやがった。
しかも豆乳飲んでる…
「あ、おっす夜運君。お邪魔してるぜ!」
花朔はこちらを振り向き、人差し指と中指をシュビッと立たせた。
うん
別にかっこよくねぇよ。
てかなんか古いわ、それ。
「いや…なんでここに…てかどうやってはいっ「あのさー聞きたい事があるんだけど!」
ま…またこいつ人がしゃべってる時に上からしゃべってきやがる…
「なんだよ…聞きたい事って…」
花朔を見ると
いつもの花朔じゃない…気がした。
やけに物静かっていうか
真面目だ。
だからいつもの調子で返事がしにくい…
「いきなりだが、お前を必ず病院に連れていく。」
………は?
いきなりなんだ?
「なんで?」
「理由は、病院で話す。」
は…?