龍蝶~闇に隠された愛~【下・完】
「そういうわけじゃないけど、一翔が選んだ道は私が道を阻むことはできないんだよ。子供にはわからないけど。」
「はぁ!?私が子供だって言いたいの!?ありえない!」
「子供でしょ。学校にも行かないで家に閉じこもってばっかだったくせに。」
「よく言うわ!勝手に暴走族連れ込んだのはそっちのくせに!」
「あれは知らなかったのよ!」
「二人ともやめなよ。ここ店。続きは家でやればいいでしょ。」
佐絵子さんが止めに入った。
「うっ…。前言撤回するまで許さないから。」
「お姉ちゃんこそ、謝ってくれなきゃ口訊かないから。」