龍蝶~闇に隠された愛~【下・完】
翌日私は気合を入れておしゃれをした。
「約束より少し早い時間に来ちゃったな…。」
私が倉庫の前で経っていると匡さんがやってきた。
「お前か。入れ。」
匡さんはそう言ってドアを開けてくれた。
倉庫の上には絶対的リーダー、一翔がいた。
その横には、知らない女の人。
「えっ…?」
「梨華!!」
一翔は私の方へと走ってくる。
「一翔…。」
「梨華、会いたかった。」
そう言って抱きしめてくれる。