龍蝶~闇に隠された愛~【下・完】
久しぶりに見た一翔の意地悪な顔。
「……ほし、い…。」
「聞こえない。」
「結婚してください!!」
「っ////」
「俺の台詞…それ。」
そう言ってまた一翔は笑った。
「お前ら準備しろ。」
匡がそう言うと倉庫内にいる龍蝶のメンバー全員がバタバタとし始めた。
「じゃあ姫はこっちにいてね。」
「出てきちゃだめだよお姉ちゃん。」
梨湖と丞平にぐいぐい押され私は部屋へと行かされた。