白狐x黒狐
白「紺くん、怪我は…」

紺「な、ないよ!狐さん、僕の家に…」

白「いい、僕らはもうすぐ死んでしまう…この力を君に授けるよ。」

紺「力…?死んじゃうの…?」

白「ああ、ごめんな。このお札とお守りも…」

紺「狐さん…守ってくれてありがとうっ…僕絶対忘れないよ!力も大事にする!」

白「君…みたいな…良い子に…力を授け…れて…よか…っ…た…」

紺「狐さん!!」

白「あり…がと、さよ……な…ら…………」

紺「っ…」

そして紺は黙って狐を庭に埋めた。
お札をお守りに入れ、涙をこぼしながら家に帰った。
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