泣き虫彼氏と強がり彼女。【上】
一章~レッスン1~
初めて出会ったあの日…。
君は泣いていた。
桜が舞い、あなたに降りかかる。
それが神秘的で見とれてしまっていた。
私、古都凪 蓮唯(ことなぎ れい)。
本日念願の高校1年生になりました。
私の入学した学校、聖ロンドリア女学園。
古くからの伝統校で音楽専門の学校。
音楽専門学校でもあり、全国のお嬢様が通う屈指の学園でもある。
私の夢は世界に羽ばたく女性シンガーになること。
かつての母のように…。
「蓮唯ー!!あった!?」
中学からの親友、一十木 朱音(いっとき あかね)。
「あるに決まってるでしょ!!私がなかったら朱音もないわよ!!」
蓮唯はそう朱音に言う。
「そりゃそうだ…。でも蓮唯が高校生…泣けるね。」
朱音は泣くふりをしていう。
「泣かないくせに。」
「ははは。まぁ無事入学できるし?」
朱音はそう言って校門を出る。
君は泣いていた。
桜が舞い、あなたに降りかかる。
それが神秘的で見とれてしまっていた。
私、古都凪 蓮唯(ことなぎ れい)。
本日念願の高校1年生になりました。
私の入学した学校、聖ロンドリア女学園。
古くからの伝統校で音楽専門の学校。
音楽専門学校でもあり、全国のお嬢様が通う屈指の学園でもある。
私の夢は世界に羽ばたく女性シンガーになること。
かつての母のように…。
「蓮唯ー!!あった!?」
中学からの親友、一十木 朱音(いっとき あかね)。
「あるに決まってるでしょ!!私がなかったら朱音もないわよ!!」
蓮唯はそう朱音に言う。
「そりゃそうだ…。でも蓮唯が高校生…泣けるね。」
朱音は泣くふりをしていう。
「泣かないくせに。」
「ははは。まぁ無事入学できるし?」
朱音はそう言って校門を出る。
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