泣き虫彼氏と強がり彼女。【上】
「お二人共もう入って良いそうですよ?」
希子は窓越しから言う。
「え?早っ。」
蓮唯が言うと希子は楓を呼んだ。
「誰がお前が入れと言った?」
楓の顔にはイライラが…。
「一十木だけだぞ。女をこんなクソ寒い廊下に立たせられるか。」
楓はそう言うと朱音の腕を掴み教室に入れた。
「楓さん!!それはおかしいと思うんですが!!」
蓮唯がそう言うと楓は一息吐いて言った。
「お前には姉貴から厳しくしろって言われてんだ。
そんな弱音吐くならもとからこの学園の音楽専門科に入らずに
素直にセレブ科に入ればよかったんじゃないのか?蓮唯。」
楓の言っていることは最もであった。
学園に入る前、蓮唯は母親の美麗と言い合っていた。
「蓮唯、どうして音楽専門科なの?あなたならセレブ科でも大丈夫なのよ?
まさか…朱音ちゃんが行くから?」
「違うわお母さん。私はお母さんみたいになりたいの。
世界で活躍する歌手になりたいの!」
美麗が反対するのは当たり前だった。
希子は窓越しから言う。
「え?早っ。」
蓮唯が言うと希子は楓を呼んだ。
「誰がお前が入れと言った?」
楓の顔にはイライラが…。
「一十木だけだぞ。女をこんなクソ寒い廊下に立たせられるか。」
楓はそう言うと朱音の腕を掴み教室に入れた。
「楓さん!!それはおかしいと思うんですが!!」
蓮唯がそう言うと楓は一息吐いて言った。
「お前には姉貴から厳しくしろって言われてんだ。
そんな弱音吐くならもとからこの学園の音楽専門科に入らずに
素直にセレブ科に入ればよかったんじゃないのか?蓮唯。」
楓の言っていることは最もであった。
学園に入る前、蓮唯は母親の美麗と言い合っていた。
「蓮唯、どうして音楽専門科なの?あなたならセレブ科でも大丈夫なのよ?
まさか…朱音ちゃんが行くから?」
「違うわお母さん。私はお母さんみたいになりたいの。
世界で活躍する歌手になりたいの!」
美麗が反対するのは当たり前だった。