泣き虫彼氏と強がり彼女。【上】
蓮唯を送り優も家へと帰った。

優が部屋で灯りを付け本を読んでいるそんな時、

蓮唯は大好きな豆腐ハンバーグを前に放心状態だった。

(優と…恋人になった…?)

蓮唯はそんな実感がわかずただ呆然といた。

「れーい?れぇ~い???」

どんなに麗都が声をかけても「へ?」「はぃ?」としか返さない。

「何かあったの?」

麗都は蓮唯にきいた。

「え?な、ななななんもないけどぉ?」

蓮唯は焦る。

「そうか?具合でも悪いかと…」

麗都は心配していう。

「ううん。どこも…」

蓮唯はそういい豆腐ハンバーグに手を付ける。

しかし…

「ごちそうさまでした。」

二口程食べて食事を終えてしまった。

「やっぱりどこか悪いんじゃないか?

蓮唯が豆腐ハンバーグを残すなんて…」

麗都はそういい無理やり熱を計る。

「うん…熱だね…治らないかもしれないこれは…」

「え…?」

訳の分からないことを口にした麗都に蓮唯は首をかしげた。

「恋…ていう病。」
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