泣き虫彼氏と強がり彼女。【上】
「優じゃない…優じゃ…っ…」

蓮唯は泣いた。

「俺、何があってもお前を放さないよ。

俺の物だから…。

だから…言って?なんでも受け止めてやるから。」

優は近くにあった公園のベンチに蓮唯を座らせた。

「…言って?」

「優…学校は…?」

蓮唯は怪しまれないように

優を別の話へと集中を切らせようとした。

「大丈夫休むから。

言って?話そらさないで。」

優は真っ直ぐ見ていう。

「…あのね…―――――――」



蓮唯は全て話した。

優は泣きながら話す蓮唯を優しく抱き寄せて聞いていた。

そして

「ごめんな…。」

そう謝った。
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