泣き虫彼氏と強がり彼女。【上】
「蓮唯…。」

優は蓮唯の手を握り笑う。

「俺は家柄なんていらない。

蓮唯が望む事ならなんだってする。

だから…不安になるな。不安にさせてすまなかった。」

そういい優しく蓮唯を包んだ。

(優の胸板…こんなに男の子っぽかった…?

優のこと何も知らないんだな…)

蓮唯はそう思い優の腕なのかで深い眠いりついてしまった。


何時間蓮唯は優の腕の中にいただろうか。

辺りはもう陽がくれていた。

「ん…。」

蓮唯は眠い目をこすって隣の優を見た。

優は蓮唯につられて寝てしまっていた。

「クスッ…」

蓮唯は小さく笑い優の髪を優しく撫でた。

(ずっと支えてくれてたんだね…)

「ありがとう…。」

そういい蓮唯は優の額にキスをした。

「キスなら唇がよかった…。」

「えっ…」

優は体を起こす。

「俺の額じゃなくて、唇にして欲しかった。」

〝ちゅっ〝

優はそういい蓮唯にキスをした。

「!!////」

蓮唯は顔を赤くして優を殴る。

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