泣き虫彼氏と強がり彼女。【上】
「バカっ!!人前でしょ!!」

「はいはい。すいません。」

「謝る気ないくせに…。」

「ごめんって。」

「もういいよ~…。」

「もう一回してあげようか?」

優はニヤニヤしながらいう。

「キャラが違うし、もう一回したら怒るから。」

蓮唯はそういい冷え切った空を見上げた。

「また、星が輝いてる…」

「またって…星は輝いてるよずっと。消えるまで…」

「なんで空には星と月しかないんだろうね。」

蓮唯はいう。

「知るか。ていうか、帰ろうぜ?冷えてきた。」

優はそういい当たり前のように蓮唯の手を取り握った。

「優…手が温かい…。」

蓮唯は笑いいう。

「ずっと温めてあげる。」

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