もう絶対に君を離さない!!
交通事故と和也の死
それからというもの、和也と春兄は一日に何度も病室にやってくるようになった。
回診はもちろん、本来ならナースがすることも、春兄がしてくれている。
忙しいからいいと断っても、麗先生の事があるからって聞き入れてもらえなかった。
そんなある日、麗先生が突然病室に入ってきた。
どうしよう。今は、春兄も和也もいない。
「こんにちは。元気そうね。」
「何か・・・私に用ですか?」この間のことが頭に浮かび怖くて声が震える。
「そうなの。実はね・・。私ね婚約したのよ。勿論、相手は和也よ!!」
「嘘!!そんな事聞いてないもの!!」
反論する私に、これが証拠だと薬指にはめはめられたダイヤの指輪をみせながら言った。
「あなたがいると、とても邪魔なのよ!!今すぐこの病院から消えて頂戴!!」
私の前に紙袋をさしだす。
中には洋服が入っていた。
私は、迷わず手に刺さっていた点滴を引き抜き、袋にあった服に着替えると病室をあとにした。
回診はもちろん、本来ならナースがすることも、春兄がしてくれている。
忙しいからいいと断っても、麗先生の事があるからって聞き入れてもらえなかった。
そんなある日、麗先生が突然病室に入ってきた。
どうしよう。今は、春兄も和也もいない。
「こんにちは。元気そうね。」
「何か・・・私に用ですか?」この間のことが頭に浮かび怖くて声が震える。
「そうなの。実はね・・。私ね婚約したのよ。勿論、相手は和也よ!!」
「嘘!!そんな事聞いてないもの!!」
反論する私に、これが証拠だと薬指にはめはめられたダイヤの指輪をみせながら言った。
「あなたがいると、とても邪魔なのよ!!今すぐこの病院から消えて頂戴!!」
私の前に紙袋をさしだす。
中には洋服が入っていた。
私は、迷わず手に刺さっていた点滴を引き抜き、袋にあった服に着替えると病室をあとにした。