もう絶対に君を離さない!!
そして、10日が過ぎようとしていた。
外来で患者を診ていると、PHSがなる。
ちょうど手の空いていた医師に声をかけ後を任せると通話ボタンを押す。
「春斗先生、ICUにすぐ来てください!実緒ちゃんが目を覚ましたのですが、様子がおかしいんです!」
「分かった、すぐ行く」
大急ぎて実緒のもとに駆けつける。
すると大きな目に涙をいっぱい浮かべて、ベットの隅に小さくなってうずくまっていた。
「やだ、怖いよ!!そばに来ないで!和ちゃんと春兄ちゃんはどこ・・」
「ハアハア・・・苦しいよ・・・。」
急に過呼吸が始まった。
「実緒大丈夫だよ。ゆっくり息吸って、そう上手だね」
俺は実緒の背中をさすりながら、原先生を呼んでもらう。
「実緒ちゃん大丈夫かい?僕が誰かわかるかな」
「んーとね。原先生だー」
「そうだよ。よくわかったね。」
俺も原先生も確信した。
実緒は両親を亡くしたあとに、記憶が逆戻りしていた。
外来で患者を診ていると、PHSがなる。
ちょうど手の空いていた医師に声をかけ後を任せると通話ボタンを押す。
「春斗先生、ICUにすぐ来てください!実緒ちゃんが目を覚ましたのですが、様子がおかしいんです!」
「分かった、すぐ行く」
大急ぎて実緒のもとに駆けつける。
すると大きな目に涙をいっぱい浮かべて、ベットの隅に小さくなってうずくまっていた。
「やだ、怖いよ!!そばに来ないで!和ちゃんと春兄ちゃんはどこ・・」
「ハアハア・・・苦しいよ・・・。」
急に過呼吸が始まった。
「実緒大丈夫だよ。ゆっくり息吸って、そう上手だね」
俺は実緒の背中をさすりながら、原先生を呼んでもらう。
「実緒ちゃん大丈夫かい?僕が誰かわかるかな」
「んーとね。原先生だー」
「そうだよ。よくわかったね。」
俺も原先生も確信した。
実緒は両親を亡くしたあとに、記憶が逆戻りしていた。