もう絶対に君を離さない!!
点滴は3時間ほどで終了した。

実緒が起きないように、そっと外して言われた様に片付けた。

俺は、シャワーを浴びて、そっとベッドに潜り込んだ。

一緒に寝たのはいつが最後だったかなーと思いながら、実緒の規則正しい寝息に安心しながら、深い眠りに落ちた。

・・・夢を見た・・・。

まだ幼い実緒と和也と俺。いつも3人で一緒だった。

学校へ行くようになった実緒が、友達ができなくて行きたくないと泣いたり・・。

過呼吸の発作で倒れてしまい、何度か病院へ搬送されたり・・・。

直ぐに風邪をひいて、肺炎になって入院しては、注射や点滴を嫌がりナースを困らせたり・・・。

これだけは、20歳になっても変わらなかったこと・・・・。

この半月の間色々なことがありすぎて、ほとんど眠れなっかた俺は、久しぶりに熟睡した。
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