もう絶対に君を離さない!!
俺は、外来の患者を診察し、予約の入っていた検査を済ませると、売店でクレヨンとお絵かき帳を買った。
ちょっと遅くなったなー。実緒のことが心配で急いで戻った。
病室に入ると、山本さん、佐藤さんと楽しそうにおしゃべりをしていた。
「おかえりー。みお、おなかすいたー」
思ったより元気そうな姿を見て安心した。
「よし。一緒にお昼食べような。」
昼食はうどんだった。実緒のは小さく切ってあって、ひとつずつ、ゆっくり口に運ぶ。
時間はかかったが、なんとか完食した。
その後に、俺がいない間に何をしていたのか話してくれた。
そこへ、原先生と白石先生がやって来た。
白石先生が、実緒を俺の膝の上に乗せ座らせると目を閉じさせささやいた。
「実緒ちゃん。先生の声が聞こえますか?」
「怖くないからねー。今から実緒ちゃんの体はどんどん大きくなっていくよー。」
「行くよー。4歳・・5歳・・6歳・・7歳・・8歳・・さあ何が見えるかな?」
「学校・・。お友達がいる。みんな楽しそうにしている。」
「実緒ちゃんはどうしてるのかな?」
「仲間に入れて欲しいのに誰も入れてくくれない。」
「どんな気持ち?」
「悲しい・・・淋しい・・・。苦しいよー息ができない・・・・。」
膝の上の実緒が胸を押さえて苦しみ出す。
「ハア・・・うっ・・・んんっ」
過呼吸の発作だ!!
ちょっと遅くなったなー。実緒のことが心配で急いで戻った。
病室に入ると、山本さん、佐藤さんと楽しそうにおしゃべりをしていた。
「おかえりー。みお、おなかすいたー」
思ったより元気そうな姿を見て安心した。
「よし。一緒にお昼食べような。」
昼食はうどんだった。実緒のは小さく切ってあって、ひとつずつ、ゆっくり口に運ぶ。
時間はかかったが、なんとか完食した。
その後に、俺がいない間に何をしていたのか話してくれた。
そこへ、原先生と白石先生がやって来た。
白石先生が、実緒を俺の膝の上に乗せ座らせると目を閉じさせささやいた。
「実緒ちゃん。先生の声が聞こえますか?」
「怖くないからねー。今から実緒ちゃんの体はどんどん大きくなっていくよー。」
「行くよー。4歳・・5歳・・6歳・・7歳・・8歳・・さあ何が見えるかな?」
「学校・・。お友達がいる。みんな楽しそうにしている。」
「実緒ちゃんはどうしてるのかな?」
「仲間に入れて欲しいのに誰も入れてくくれない。」
「どんな気持ち?」
「悲しい・・・淋しい・・・。苦しいよー息ができない・・・・。」
膝の上の実緒が胸を押さえて苦しみ出す。
「ハア・・・うっ・・・んんっ」
過呼吸の発作だ!!