もう絶対に君を離さない!!
俺は、実緒が眠ったのを確認すると、いつものように点滴をする。

最近になって、普通食を食べられるようになってはきたが、まだまだ栄養が足りてはいない。

最初は歩くことさえできなかったが、今ではこの部屋の中だけなら十分動けるようになっていた。

早く以前の実緒に戻って欲しい。

しかし、その為には和也の死を認め、乗り越えなければならなかった。

多分、実緒は和也のことを気にしているに違いない・・・・。

どうする・・・。和也どうしたらいい!!

・・・・・・・・・・・・・・・・。

気が付くと点滴がすでに終わっていた。

そっと外し、片付ける。

一度、原先生や白石先生と相談したほうが良さそうだな。

そう考えながら、眠りに就いた。

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