もう絶対に君を離さない!!
「・・ケホ・ケホ・・・。」

・・・・咳?・・・・。

「・・コホ・・コホ・・・コホ・・。」

俺は、目が覚めた。

「実緒、起きてるの?」

・・・・・・・・・・・・。

起こさないように、そっと起きると、原先生と白石先生に相談したいことがあるとメールした。

「春兄、おはよー。」

「実緒?ごめん。起こしちゃったか?」

「んー大丈夫だよ。ちょうど目が覚めたところだよ。」

そこへタイミングよく山本さんたちが入ってきた。

「実緒ちゃん、おはよー。朝食だよー」

「えーっと・・。千夏ちゃんと泉ちゃんだ。おはよー・・・ございます・・。」

恥ずかしそうに下を向く。

頭にハテナマークを浮かべてる二人に、14歳までの記憶が戻ってることを話す。

「そうなんだー。でも、今までみたいに普通に話してね。」

笑顔で言うと、部屋を出て行った。

「今日は、パンとスープ、サラダにヨーグルトか・・。」

二人で、いただきますと言うと食べ始めた。

「実緒、食欲ないみたいだな・・・。それに、寝ながら咳していたぞ。」

「んー心配だなー。今のところ熱はなさそうだが・・・。」

「今日は病棟の回診があるから、戻ってくるまでにヨーグルトを2つ食べる事!」

と、言うと自分の分のヨーグルトを差し出す。

「それから、ベットでおとなしくしてるようにね。」

「じゃあ。行ってくる。」

俺は、病棟へと向かった。
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