もう絶対に君を離さない!!
「んっ・・・。春兄おかえり・・・。」

ベッドの上で起き上がった。

俺も、ちょうど仕事にきりがついたところだったので、PCを閉じた。

「起きたのか?昼食まだだろ。遅くなったけど、食べるか?」

隣にあるナースセンターから、二人分の食事を届けてもらう。

「カレーライスにサラダか・・・。うまそうだな。いただきます。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

「あれ?実緒は食べないのか。やっぱり調子悪いんだろう。」

ヨーグルトを二つも食べたから、おなかがいっぱいなんだと言い訳するが違うだろう。

心の中でつぶやいた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

少しすると、原先生がきてくれた。

「こんにちは。実緒ちゃん。調子はどうかな?何か変わったことはない?」

ベッドに横にならせて、検温、聴診、触診をしていく。

「うっうん。大丈夫!!変わったことも・・ないし・・・。」

目をそらしながら、答えると・・・。

「そうかなー?先生に嘘ついても、すぐにバレちゃうのは知ってるよねー。」

「じゃあ。今日は久しぶりに検査しようかな!」

「春斗先生も手伝ってくださいね。」

にっこりと笑顔で、隣のナースセンターに連絡する。

すぐに、検査に必要な準備が整った。

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