もう絶対に君を離さない!!
俺は、午前中の仕事をおえて実緒のところに戻ろうとしていた。

エレベーターを待っていると、父さんが出てきた。

「春斗、実緒ちゃんに元気になったら、おまえと結婚式を挙げるように話してきたとこだ。」

「おまえだって、そう望んでいるんだろう?」

「和也のことは、もう帰ってこないと言っておいたから・・・。」

「父さん。何を勝手なこといってるんですか?!」

「実緒は・・・・。」

言いかけたところでPHSがなる。

「先生、今どこですか?実緒ちゃんが・・・。」

俺は最後まで話を聞かず、エレベーターに飛び乗った。
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