もう絶対に君を離さない!!
春兄は、一度私をベッドに寝かせると、体にたくさん着いていたコードを外してくれた。
「実緒。どこか辛いところはないか?息苦しくない?」
私は、うんと頷く。
春兄は、やさしく微笑むと大きな温かい手で、頭を撫でてくれた。
「心配したんだぞ。実は事故の後、和也が意識を取り戻したんだ。」
「そして、実緒を頼むって・・・。」
「その後、和也は息を引き取ったんだ・・・。」
その時の春兄は、淋しそうな顔をしていて今にも泣きそうだった。
「ごめん。今話す内容じゃないよな・・・。」
「でもね、和也の最後の顔はとっても晴れやかで、幸せそうに微笑んでいたよ。」
「だから、実緒は自分のせいだって責めちゃだめだよ。」
「一人で悩まないで、俺に話して欲しい。」
私は、涙が止まらなかった。
春兄は、私が泣き止むまでずーとそばに居て抱きしめていてくれた。
「実緒、疲れただろう。少し眠るといいよ。安定剤飲もうか?」
「それとも、このまま2人でいつものように眠るかい?」
そういえば、この部屋にきてからは、ずっと春兄と寝てたんだよな・・・。
完全に記憶がもどった私は、急に恥ずかしくなってきた。
それを察したのか、春兄は薬を取りに行こうとする。
私は思わず、春兄と一緒がいいと引き止めた。
「分かった。そうしよう。」
春兄は白衣を脱ぐと、ベッドに入ってきた。
腕枕をしてもらい、春兄の胸元の服をギュと掴む。
背中をリズムよく、やさしくトントンとたたいてくれる。
私は、安心して眠りについた。
「実緒。どこか辛いところはないか?息苦しくない?」
私は、うんと頷く。
春兄は、やさしく微笑むと大きな温かい手で、頭を撫でてくれた。
「心配したんだぞ。実は事故の後、和也が意識を取り戻したんだ。」
「そして、実緒を頼むって・・・。」
「その後、和也は息を引き取ったんだ・・・。」
その時の春兄は、淋しそうな顔をしていて今にも泣きそうだった。
「ごめん。今話す内容じゃないよな・・・。」
「でもね、和也の最後の顔はとっても晴れやかで、幸せそうに微笑んでいたよ。」
「だから、実緒は自分のせいだって責めちゃだめだよ。」
「一人で悩まないで、俺に話して欲しい。」
私は、涙が止まらなかった。
春兄は、私が泣き止むまでずーとそばに居て抱きしめていてくれた。
「実緒、疲れただろう。少し眠るといいよ。安定剤飲もうか?」
「それとも、このまま2人でいつものように眠るかい?」
そういえば、この部屋にきてからは、ずっと春兄と寝てたんだよな・・・。
完全に記憶がもどった私は、急に恥ずかしくなってきた。
それを察したのか、春兄は薬を取りに行こうとする。
私は思わず、春兄と一緒がいいと引き止めた。
「分かった。そうしよう。」
春兄は白衣を脱ぐと、ベッドに入ってきた。
腕枕をしてもらい、春兄の胸元の服をギュと掴む。
背中をリズムよく、やさしくトントンとたたいてくれる。
私は、安心して眠りについた。