もう絶対に君を離さない!!
私は、院内をフラフラと歩いていた。

どこをどう歩いたのかわからない。

ここはどこだろう・・・・・。

そこは、霊安室の前だった。

鍵はかかってなくて、中に入ると誰もいなかった。

中から鍵をかけると、その場に座り込んだ。

ここにいたら、和也に会えるような気がした。

お願い和也!!ここに来て!!私のことを迎えに来て!!

私は、何度も何度も和也の事を呼び続けた。

どうしてー!!和也ー!!

泣きながら、叫び続けた。

でも、和也は会いに来てくれなかった。

そうだよね。和也は1人で逝ってしまった。

眩しい光に包まれて、私にさよならって行ってしまった。

気が付くと、辺は暗闇に包まれていた。

自分の存在すらわからなくなるような暗闇だった。

この闇とひとつになろう。

私は、いつの間にか自分の意識を手放していた。
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