care~男嫌いな私とアイドルのあいつ~
キラキラ
あれから数週間後。
季節はすっかり秋になり、
落ち葉がふわりと吹いた風と
共に浮き上がった。
1日の授業が終わり、校門をくぐると
見るからに怪しいサングラスとマスクを
装着した男が立っている。
私はその男の所に駆け寄り
口を開いた。
「あの!学校に何か用事ですか?
失礼ですが、この学校は不審者には
気をつけるようにいろいろ呼びかけて
るんで、やめといた方がいいですよ」
ほんっとこうゆう人、迷惑!!
なにかしでかす前に諦めるよう
促しておかないと何をするか分
んない。
私が男を睨んでいると男は
サングラスを外して私をじっと
見てきた。
「な、なんですか!?気持ち悪いです!」
ってあれ。この人どこかで。。
「あれ、廉じゃん」
私が首を傾げていると背後から
空の声が。。
「空。」
私が呼ぶ前にあの怪しい男が
空の名前を呼んだ。
「え!空、知り合い?!」
私が驚いて空に問いかけると
空はうんと頷いた。
そして私の耳元に口を近づけて
カグヤ ユイ
「こいつcareの歌倶弥 結だよ。」
「え、えええええええ!!?」