care~男嫌いな私とアイドルのあいつ~
私達はあれから個室があるお店に入った
それまでは空も廉くんも
変装しながら歩いてたから
なんだか変な感じだったけど。
ユウキ レン
「本名は結城 廉。廉って呼んで。」
個室の中、飲み物を三人で注文したあと
廉くんはサングラスとマスクを外しながら
私に笑いかけた。
「えっとさっきは失礼な事言って
ごめんなさい。私、てっきり
不審者かと思って…」
「え?!美咲、廉に何言ったの?」
空が興味津々で私に問いかけてきたら
廉くんがふふっと笑う。
「俺、不審者と間違えられたw」
「え。」
「ほんと…ごめんなさい」