care~男嫌いな私とアイドルのあいつ~



私の腕を掴む彼はあの前の席の







アイドルだった_…





「誰だよ。お前。今から俺ら
 楽しい事すんだからさ、
 離してくれない?」

「ちょ、優良、こいつあのアイドルの…」




一人がアイドルに気づきビックリして
私から離れる。


もう一人も目を大きくして
驚いてどこかに行ってしまった。





二人の男がどこかに行ったのを
確認するとアイドルは私に
ニヤッと笑い




「アイドルも、たまには
 役に立つだろ?」




って笑った。




「ほんと、たまに。だけどね」


< 11 / 157 >

この作品をシェア

pagetop