care~男嫌いな私とアイドルのあいつ~
友達
本当に次の日あのアイドルは
やってきた。
体の周りに星が舞ってるんじゃない?
ってくらいキラキラオーラで教室に
入ってきたアイドルはクラスの皆に
歓迎されて私の前の席に腰をおろした。
「おはよ。暁。
今日も怒ったような顔してるね。」
「うるさい。アイドル」
”なによ、みんなにチヤホヤされて ”
調子に乗って私に話しかけてこないで!!
少し前の自分なら絶対こんなことを
言ってたと思う。
でも今の私は華宮くんが来てくれて
少し嬉しく思ってた。
「だからアイドルってひとくくりに
すんなってー。俺の事は空って
呼べよ。その方が呼びやすいだろ?」
華宮くんは私のおでこにデコピンを
して名前よびを提案してきた。
「そうね。その方が早いし」
ほんと空といると調子狂う。