care~男嫌いな私とアイドルのあいつ~
帰る途中。
車の前で何やらマネージャー
みたいな人と話してる空がいた。
「…わ!空だ!」
お仕事のお話中かな。
私はボーっと見てるとパッと
ひらめいた。
良い事思いついた!!
話がおわったら驚かせてみよっ♪
私はほんの子供心で木の陰に
隠れて、そっと空たちを見つめた。
そしたらなんと二人の会話が聞こえる。
「最近、クラスの凄い美人の子と
仲良くしてるみたいじゃん。」
「あ、うん。すげえ可愛いよ。
でも彼女男嫌いなんだよね」
…もしかして、私のこと?
自分のことを二人が話してると
わかった途端、なんだかどきどきしてきた
「また学校の子、落としたかんじ?」
「いやあどうかな。
確実に仲良くはなってると思うけど」
空もそう感じてくれてたんだ!
良かった。
私が喜んだのも束の間。
次の発言で全てが壊れた。
「男嫌いおとすってw今回手応え
あっただろ?空、昔から
好きだよな。
女の子をおとすゲーム」
「女の子を落とすのが俺の仕事だから」
私はびっくりして思わず声を
出してしまった。
「…は?」