care~男嫌いな私とアイドルのあいつ~




春は昔私を殴った所すべてに
優しく舌を這した。




それはまるで傷を癒してるようにも
見えてくる。





「は、春…も、やめて?」





私が春に話しかけると春は目だけを
こっちに向けて笑った。




「やっと俺の名前、呼んでくれた」










なんで。


なんで、そんな事言うの。







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