care~男嫌いな私とアイドルのあいつ~
明日
「遅くなってごめん」
しゃがんでうずくまる私を
空は背中を撫でながら囁いた。
「ううん。空は何も悪くない。
来てくれて本当にありがとう」
私は空に心配かけないように
笑顔を見せる。
でも体が痛くて上手く笑えなかった。
「なんで美咲がここまで
やられなきゃなんないの」
空は私の血がついた唇を袖で拭いてくれる
空の手は震えていた。
「とりあえずベッド行こっか」