care~男嫌いな私とアイドルのあいつ~
空は二週間後に学校に来た。
停学は解けたみたいで
クラスの皆、学校の皆が手を叩いて喜ぶ
そんな光景を私は遠くから
眺めてるだけだった。
空は皆に一言二言喋った後、
私をキッと睨んできた。
ドキッ
私はすぐに空から目を逸らし
持っていたスマホを意味なくいじる。
バッ_…!!
そしたら突然空が私からスマホを
取り上げた。
クラスにいる人達は一斉にこちらに
目を向け、口々に何かを言っている。
「か、返して!!!」
私は空からスマホを取り返そうと
手を伸ばしたその時…!!
バンっ!!!!!!
空が私のスマホを壁に投げつけた。
私は目を見開き、一瞬何が起こったのか
分かんなくなってしまった。
「な、なにすん
「スマホ!!!!!…持ってんじゃんか」
空が私の言葉に被せて叫んだ。
グイッ
そのまま空は私の腕を掴み
教室から連れ出した。