声なし姫〜空に羽ばたく声〜
「じゃあ、レインボーも自己紹介するか!って言ってもガイヤとレイはもうとっくに知ってるからいっか」
おいおい、柚月さん適当だな。
その中でレイさんとガイヤさんが
「それじゃあ、よろしくね」
「俺たちのことは呼び捨てで良いぞ。同い年だしな」
「「「「えええええええええ?!」」」」
「お、お、お、同い年?!」
「まじかよ・・・」
「年上に見えるわね」
「おう・・・」
俺たちがそれぞれの感想を述べると苦笑いを浮かべる二人。
すると
「まあ、この際だからいっか」
「そうね」
はてなマーク浮かぶ俺たちをよそに二人は
「って事で!本名は太陽だ」
「私は陽菜乃よ」
「「「「は?」」」」
ぽかんとしている俺たち。笑をこらえる柚月さんと柚子さん
「「「「はあああああああああ?!」」」」
我に返ったのは数分後だった。
「な・・・なんで?」
「そうだそうだ!それにその髪は?!」
そういう宇美と秋斗に二人はただ何も答えずにお互い見つめあい微笑むだけだった。
その時から既に歯車は回り始めていたのかもしれない・・・