ヒミツの話。
SECRET
――ガタンゴトン
今は学校終わりの電車に揺られている
あたし、勝野夢<かつのゆめ>
高校2年生で、ただいま眠気と戦っています。
疲れがたまっているのか、自然とまぶたがおちてくる。
首がカクン、カクンとして、今すぐにでも寝ちゃいそう。
あぁ、このまま寝ちゃおうかなぁ。なんて考えていたその時。
「よっ!」
と、肩をポンッと叩かれた
誰よぉ…。
人が寝ようとしてるのに…!
ちょっと不機嫌なまま、上を見てみる。
「ぇ?! 三島くん?」
「どーも。もしかして、ここで寝るつもりだった?」
と言われコクンと頷く。
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