ヒミツの話。
「やっぱり!」
「じゃあ、なんで起こしたの!!」
「しゃべり相手がほしかったから?」
な、なにそれ~!
どんだけ、自分勝手なのこの人!
ムカついたあたしは彼を冷たい目で見る。
そんなあたしを見て、フッと笑う。
なんなのこの人~!
三島 悠(みしま ゆう)くんは、同じクラスだけど、そこまで仲がいいというわけでもなく、用がある時に話す程度の仲。
見た目は、爽やかだけど、笑うと目がたれ目になり、八重歯が見えるというギャップにやられる女子も数多くいる。
でも、思ってた性格と違ったなぁ。
なんか、ショックかも…。
なんて考えていたら
「はい、どーぞ。」と目の前に差し出されたいちごミルクの飴。