僕が背中を押したとき。
雲ひとつない大空
この空は、果てしなく続いている。
「告白、しよっかなぁ……。」
今日も君は悩んでる。
「そのセリフ、何回目だよ。」
いつも通りの返答。
「だって〜…。
その後のことを考えちゃうとさぁ、気まずくなったら嫌だなぁ〜って。」
あぁ、もう意気地なし。
「あ の さ !厳しいこと言うけど、
お前のそれはただの逃げだぞ?
その後、気まずくなるのが嫌だって、
それ自分を守りてェだけじゃねーの?」
「うっ………。」
「それに、すぐに諦めんなよ。
頑張って手を伸ばせば届くかもだろ?
おめーは、届けようとしてねぇじゃん。
届ける気、ねぇじゃん。
いくら間食抜いたりして、綺麗になろうと思っても気持ちが曖昧じゃ伝わらねぇんだよ。」
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