feelings~狼くんのお姫様~
「けど、こんなに傷…」

「確かに怪我したけどそんなのみんな同じ だし
 死んでないし
 これは私の誇りだし
 問題なし!」

「それでも俺らの気がすま…」

「気をすまさせないのが罰ってことで!
 いつもみたいに笑ってよ
 じゃなきゃ家に帰っちゃうから!」

「ふはっ、だそうだ
 俺もやられたよ」

凌也が笑う

「さすがに家に帰るって言われたらね
 ほんとにしょうがない子だね」

「まじ、大きすぎるぜ」

「さすが凌也の女ってとこか?」

「う~、星花ぁぁぁ」

「星花、僕強くなるから!」

みんなが笑ってくれる

なかなかの必殺技をつけたな

われながらあっぱれ

この時間が私のやすらぎ

みんなの仲間であることが私の居場所

「みんな大好きっ!
 まもってくれてありがとっ!」

私は今までで一番の笑顔をしていた気がする
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