feelings~狼くんのお姫様~
??
フッと頭上の雨がやんだ
「おいっ、またこんなとこでなにしてる」
そこには凌也がかさを差して立っていた
「……」
凌也はまっすぐ私をみている
こんな格好みられるなんて
どう思ったかなぁ
かわいそう、ありえねぇ
ってとこかな
……
「おい…大丈…
「うっ…くっ…もお、やだ…」
堰を切ったように涙があふれ出していた
なんで…なんでこんなに苦しまなきゃいけないの?
意味わかんない
ねぇ神様おしえてよ
ぐいっ
!?
なぜか凌也に手を引かれて連れられていく
え、なに?どこいくの?
まあ、どこでも現実はかわんないか
もう何も考えられなくて
ただただ引かれるまま私はついていった