feelings~狼くんのお姫様~
side 凌也
一昨日、ぶっ倒れて殴られそうになっていた
女を助けた
そいつは前に男四人をいとも簡単に倒していた女だった
あの悲しい目をした女
「助けてくれなくてよかったのに」
こいつはかなりひねくれてんな
普通はお礼だろ
自分は1人で大丈夫だという
過去に何かあったのだろうか
いや、今か?
まあ、どっちでもいいか
もう会わねえだろ
とか思うものの一応家まで送る
どうせそのまま立ち去るだろうと思っていた俺は
「ありがとう」
!!
かなり驚いた、面白いと思った
そしてつい笑ってしまった